小児矯正はセカンドオピニオンを絶対に受けるべき?3つの注意点!

「小児矯正を始める際に「セカンドオピニオン」した方が良い理由、3つの注意点、相談するタイミングや流れについて解説します。」

みなさん、こんにちは!

東京都大田区田園調布にある小児歯科・矯正歯科専門の歯科医院「ABC Dental」の院長です。

子供の歯の矯正治療「小児矯正」を始めるにあたって、「一つの歯科医院に相談しただけで、治療を開始してしまっても大丈夫なのかな…」とご心配ではありませんか?

小児矯正の治療期間は年単位で時間がかかり、さらに多くの症例で保険適応外の自費診療になるため、医師からしっかりと説明を受けて、十分に納得した上で治療を開始したいものです。

そこで、満足度の高い小児矯正にするために、複数の歯科医院にカウンセリングを受けてから決める「セカンドオピニオン」を受ける方法があります。

今回のテーマは、「小児矯正におけるセカンドオピニオン」について詳しく解説します。

この記事では、小児矯正を始める際に「セカンドオピニオン」した方が良い理由、3つの注意点、相談するタイミングや流れについて解説しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

▽先読み!この記事で分かること
・小児矯正もセカンドオピニオンを受けるべき理由
・3つの注意点
・受けるタイミング
・セカンドオピニオンを受ける流れ

ご質問:小児矯正を始める際に複数の歯科医院に相談すべき?

ご質問をいただきました。

ご質問者様:小学校低学年のお母様

最近、子供(小学校低学年・女の子)の歯並びが気になっており、小児矯正の治療を検討しています。

早速、近所の歯医者さんに相談して説明を受けてから、始めようと思ったのですが、知り合いからは、「治療を始める前に何件か聞いてから決めた方が良いよ!」と言われて悩んでいます。

自分としては、歯医者さんを何件もまわって聞きに行くのは大変ですし、歯医者さん側にとっても、他と比べられていると受け取られて、迷惑に思われないか?と気になっています。

実際のところ、小児矯正は複数の歯科医院に相談してから決めた方がいいのでしょうか。
何か、アドバイスいただけると助かります。よろしくお願いします。

回答:小児矯正においてもセカンドオピニオンは大切

ご質問ありがとうございます。

小児矯正は治療期間が長く、費用もかかりますので、複数の歯科医師に相談して説明を聞き、患者様がじっくりと検討して、納得できる歯科医院に決めていただくのが理想的です。

小児矯正は歯科医院によって、治療方針、治療費の設定金額、得意とする治療法などが、それぞれ異なりますので、「どの歯科医院を選んでも結果は同じ」というわけではありません。

そのため、納得のいく治療結果を得られるように、小児矯正においても、複数の歯科医院で話を聞いてから決める「セカンドオピニオン」は大切です。

一番初めに相談した歯科医院のカウンセリングで十分に納得することができれば、その歯科医院に決めていただいて問題はなく、セカンドオピニオンが必要ないケースもあります。複数の歯科医院のカウンセリングを受けて話を聞くのも大変ですからね。

ただし、セカンドオピニオンは「聞けば聞くほど良い」、というわけではなく、注意点もございます。

では早速、「小児矯正におけるセカンドオピニオン」について詳しくみていきましょう。

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小児矯正におけるセカンドオピニオンとは?

一つの歯科医院に子供の歯並びについて相談し、小児矯正治療を受けて、満足度の高い結果になればスムーズですが、実際には、歯科医師によって診断や治療方針に違いがあります。

近年、矯正治療は技術が急速に進歩しており、様々な治療法や矯正装置が登場していますので、歯科医師によって考え方が異なり、治療内容や治療方針に違いが出てくるのです。

また、小児矯正は専門性の高い治療になりますので、歯科医院によって経験や技術力が異なり、たった一つの歯科医師の話を聞いて、納得できるケースは少ないといえます。

患者様は「本当にこの治療内容で大丈夫なのかな…」と心配になったり、「他の歯科医師だったら、どう判断するのかな?」と疑問を感じることは少なくありません。

そのような時に、他の歯科医師にも意見を聞く「セカンドオピニオン(第二の意見)」を受ける方法があります。

「セカンドオピニオン」と聞くと、ガンや大きな手術をする際に受けるイメージがあるかもしれませんが、小児矯正においてもセカンドオピニオンを受けることは大切です。

小児矯正はセカンドオピニオンを受けたほうが良い理由

複数の歯科医師に話を聞いて、セカンドオピニオンを受けるメリットは、患者様が治療方法について理解を深めて、納得のいく治療を選ぶことができる点があります。

▽セカンドオピニオンで分かること
そもそも矯正する必要があるか
治療内容と治療費は妥当であるか
抜歯する必要があるのか
目立たない矯正治療法は何があるのか

一回目の歯科医院で治療内容や治療費が気になった場合、あやふやな気持ちで治療を始めるよりも、セカンドオピニオンを聞くことで、十分に納得した上で治療を選ぶことができます。

今回の質問者様のように「セカンドオピニオン」を受けると歯科医師が怒るのでは…、迷惑に思われないか…と気になる方もいらっしゃるかと思いますが、その心配はありません。

そもそも、患者様にとって矯正治療の結果に満足できることが最優先となりますので、複数の意見を聞いて比較し、慎重に決定することは当然であり、当たり前の時代になるでしょう。

当院、小児矯正専門歯科「abc dental」でも、多くの患者様のお悩みを解決して、ご満足いただける治療を提供するために、セカンドオピニオンを申し受けております。

小児矯正のセカンドオピニオンを受ける際の3つの注意点

Tooth and dentist mirror

小児矯正を始めるにあたって「セカンドオピニオン」を受けることが大切ですが、聞けば聞くほど良いというわけではないので注意が必要です。ここからは3つのポイントを解説します。

①正解は一つではない、と知っておく

複数の歯科医院に相談すると「あの歯科医師はこう言っていたのに、こっちの歯科医師は違うことを言っている…」と混乱するパターンに陥る可能性があります。

小児矯正は様々な治療内容があり、歯科医院によって治療方針が異なりますので、「歯医者さんによって言っていることが違う」というのはよくあるケースです。

基本的に小児矯正において「正解は一つ!」「真実は一つだけ!」という考えをお持ちでいると余計にわけがわからなくなります。

あくまでも、その歯科医院ではそういう考え方で矯正治療をしていると考えて、比較検討されると良いでしょう。

②希望が通る歯科医院がベストとは限らない

小児矯正を始めるにあたって、「早く歯並びを良くしたい」「治療期間を短くしたい」など様々なご要望があるかと思います。

歯科医院は患者様のご希望を最大限受け入れて治療することに努めますが、何でも希望を受け入れてもらえる歯科医院がベストとは限りません。

最適な矯正治療は患者様一人ひとりによって違いますので、歯科医師が提案する治療方針についてしっかりと話し合うことが大切です。

③治療開始が遅れないように

小児矯正を受ける歯科医院は慎重に選ぶべきですが、あまりに多くの歯科医院の話を聞いたことで迷ってしまい、治療開始が遅れてしまうケースがあるので注意が必要です。

医療の分野に関しては日進月歩していますので、たった一つの正解を求めていると、何が良いのか分からなくなります。矯正するのを断念してしまうこともあるでしょう。

納得できる歯科医師に出会えたら、なるべく早めに治療を開始されることをおすすめします。
セカンドオピニオンの目安としては、3回程度で決めるとよいです。

小児矯正のセカンドオピニオンを受けるタイミングは?

小児矯正におけるセカンドオピニオンを受けるタイミングは矯正治療を開始する前がベストです。

初回カウンセリングでは、歯科医師に歯並びのお悩みを聞いてもらい、検査診断した上で、患者様一人ひとりに合わせた「治療計画」を提案してもらえます。

治療方法、抜歯の有無、治療期間、費用、使用する装置など、分からないことは何でも担当医に相談して、納得できる「治療計画」を選ぶようにしましょう。

現在、すでに矯正治療中で、治療方針に疑問を感じていたり、期間がかかりすぎている、効果が感じられない、といった場合は、矯正中にセカンドオピニオンを受けるケースもあります。

矯正治療は途中で担当医を変えるのは大変なことで労力がかかりますので、なるべく治療開始前にセカンドオピニオンを受けておくのがベストだといえます。

小児矯正のセカンドオピニオンを受ける流れ

小児矯正のセカンドオピニオンを受ける流れは以下のステップです。

1)歯科医院を選ぶ

ホームページや歯科医院のポータルサイトなどで、セカンドオピニオンを受けられる歯科医院を選びましょう。主治医にはセカンドオピニオンの意図を伝えておきます。

2)カウンセリングの予約する

電話・メールなどでセカンドオピニオンを受けるためにカウンセリングを予約します。
予約時にその旨を伝えておくと、セカンドオピニオン前提で相談に乗ってもらえます。

※セカンドオピニオンに応じていない歯科医院もありますので事前に確認しましょう。

3)比較検討し、主治医に伝える

カウンセリングを受けて治療方針等をよく比較検討し、ご自身に合った歯科医院を選びます。主治医に伝えて治療を開始します。

小児矯正歯科医院を選ぶ大切なポイント

小児矯正歯科医院を選ぶ際には、矯正治療の経験が豊富にあるか、設備や検査機器が十分に揃っているか、常勤の医師が在籍しているかなどのチェックポイントがあります。

まとめ

今回は小児矯正におけるセカンドオピニオンの大切さ、注意点、適切なタイミングなどを解説しました。

大田区田園調布にある「abc dental」では患者様のお悩みを丁寧にお伺いして、最大限の効果を実感していただけるようにセカンドオピニオンを実施しています。

これから小児矯正をご検討される方、他院に相談したけれど治療内容に不安がある方は、小児矯正治療の症例が豊富な「ABC Dental」までご遠慮なくご相談くださいませ。

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