「ムーシールドによる子どもの歯並び改善について解説。3歳からの早期治療の重要性と効果を紹介」
こんにちは、「ABC Dental 子ども専門 小児歯科 矯正歯科」の院長です。
今日は、子どもたちの歯並びを整えるための重要な装置、ムーシールドについて、
よくある質問に答えながら解説したいと思います。
多くの保護者の方から、
「ムーシールドは何歳から使えるの？」
「ムーシールドは何歳まで効果があるの？」
というご質問をいただきます。
ムーシールドは、3歳から12歳までのお子様に適していますが、
実は最も効果の高まる最適な開始時期が存在します。
今回はムーシールドの最適な時期についても合わせて解説していきたいと思います。
Table of Contents
▽先読み！この記事で分かること
- ムーシールドとは何か？
- 開始のベストタイミング
- ムーシールドの費用とデメリット
ムーシールドとは？
「ムーシールド」は、反対咬合を治療するためのマウスピース装置で、お子様の顎の成長を利用して歯並びを改善します。
類似の矯正装置には、
・「マイオブレース」
・「マルチファミリー」
・「プレオルソ」
があり、これらも筋機能療法に分類されます。
主にお口と舌の筋肉のバランスを整え、正しい顎の成長を促進する効果があり、自然に歯並びを改善させます。
悪くなった歯並びを歯を動かして治すというよりは、歯並びが悪くなっている「原因」にアプローチして噛み合わせを治す原因療法になるため、小さいお子様のうちからの歯並び矯正におすすめです。
ムーシールドが治らない場合について
時々、「ムーシールドで治らなかった」というご相談をいただくことがあります。
ムーシールドは、効果的な治療装置ですが、開始時期が非常に重要です。
適切な時期に治療を開始しないと、期待される効果は得られません。
症例ごとに最適な開始時期が異なるため、マウスピース装置の効果を最大限に引き出すには、正しい時期に治療を開始する必要があります。
開始のベストタイミング
ムーシールドは、特に3歳から12歳の子どもたちに適しており3歳乳歯列期からの使用が最も効果的です。
なるべく早い時期からがベストではありますが、２歳や１歳で開始がベストとならない理由として、
0歳から2歳半の期間は、子どもの歯並びや噛み合わせがまだ不確定な時期というものがあります。
この0歳から2歳半時期は、歯並びが反対になったり元に戻ったりと変化しやすく、
この段階では、反対咬合と判定を受けたとしても、
自然に歯並びや噛み合わせが改善する可能性があるため、積極的な治療は通常行われません。
しかし、2歳半を過ぎて3歳になると、子どもの歯並びや噛み合わせはほぼ確定し、
自然に改善する可能性は大幅に低下するため、治療を開始することが推奨されます。早期に適切な治療を行うことで、抜歯のリスクを減らすなど、子どもの歯並びや噛み合わせを効果的に改善することが可能です。
当院の症例検討では、反対咬合治療の最適な開始年齢は3歳としています。
5歳6歳7歳からの治療開始でも効果は期待できますが、3歳のときから治療を開始したお子さんは、同じ期間装置を使用してもより高い効果を見せています。
舌の位置の重要性
ムーシールドを含む筋機能療法の装置を使用する際には、舌の位置が非常に重要です。舌が正しい位置にあることで、顎の成長を適切に導き、治療効果を高めることができます。そのため、歯科医院を選ぶ際には、舌の位置に注目し、舌のトレーニングを積極的に行う歯科医院を選ぶことが大切です。
ムーシールドの費用
ムーシールド治療の費用は、症例や治療期間、治療計画によって異なります。一般的には、初診料、装置の費用、定期的な調整やフォローアップの費用が含まれます。当院では、お子様一人ひとりに合わせた治療計画を立てるため、歯並び相談時に具体的な治療費用の見積もりを提供しています。
ムーシールドのデメリット
ムーシールド治療は非常に効果的ですが、いくつかのデメリットもあります。まず、治療の成功は装置の適切な使用に大きく依存します。つまり、お子様が装置を正しく、かつ一貫して使用する必要があります。
また、治療開始の適切な時期を逃すと、効果が限定的になる可能性があります。そのため、親御さんのサポートと継続的なフォローアップが不可欠です。さらに、装置に違和感を感じたり、一時的な発音の変化が生じたりすることもありますが、これらは通常、時間と共に改善されます。
ムーシールドを嫌がるお子様への対応
ムーシールドを使用する際、初めて装置を装着するお子様が違和感や不安を感じることがよくあります。これは全く普通の反応です。
私たち子ども専門の医院では、このような状況に対して特別なアプローチを採用しています。専門の知識を備えた歯科医師とスタッフがお子様が矯正装置に早く慣れるよう、段階的な導入プログラムを用意し、装置の使用時間を徐々に延ばしていきます。
また、子ども達が装置を使うことが楽しく感じられるようなサポート体制も用意しております。
私たちは、装置の目的や効果を子どもたちにも分かりやすい言葉で説明し安心してスタートできるように努めています。
まとめ
子どもたちの歯並びを整える際、「ムーシールド」、「マイオブレース」、「マルチファミリー」、「プレオルソ」といったマウスピース型の装置による筋機能療法装置は非常に効果的であると考えられます。
特に反対咬合を治療する場合、3歳からの早期治療開始が理想的です。この年齢から始めることで、子どもたちの歯並びや顎の健全な成長に大きく貢献することができます。
当院では、これらの装置を用いた矯正治療に関して豊富な経験を有しており、お子様一人ひとりの特定の状態に合わせた最適な治療計画をご提案しています。
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「ABC Dental 子ども専門 小児歯科・矯正歯科」は、東京都大田区田園調布に位置し、東急東横線と東急目黒線の田園調布駅から徒歩3分のアクセスの良さが特長です。
当院では、小児の矯正治療を専門とし、ムーシールドや類似の装置に関するご相談や、お子様の歯並びに関するご質問にも対応しています。
お子様の歯並びや矯正に関するご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。ご来院を心よりお待ちしております。
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