受験直前に歯列矯正を始めるのはNG?徹底解説!

「この記事では、受験を控えたお子様の歯列矯正のタイミングについて解説しています。受験直前に歯列矯正を始めることは避けた方が良いとし、その理由として痛みや違和感による集中力の低下、定期的な通院の負担、精神的ストレスなどが挙げられています。」

みなさん、こんにちは!

東京都大田区田園調布にある小児歯科・矯正歯科専門の歯科医院「ABC Dental 子ども専門 小児歯科 矯正歯科」の院長です。

最近よく、受験を控えている親御様から「今から歯列矯正を始めても大丈夫でしょうか?」というご質問をいただきます。

受験生がいるご家庭にとっては、お子様の志望校合格を目指して、勉強に専念できる環境を整えてあげることが第一優先となるでしょう。

結論から申し上げますと、受験を間近に控えているお子様の場合は、勉強時間を確保することが最優先となりますので、この大事なタイミングで歯列矯正を始めることはおすすめできません

永久歯が完全に生え揃う時期は14歳頃になりますので、中学受験が終わった頃に始めても十分に間に合います。受験が終わってから始めた方が、精神的な負担もなく治療もスムーズに進むでしょう。

今回のテーマは、『来年受験を控えているお子様が歯列矯正を始めるタイミング』について詳しく解説していきます。ぜひ、最後まで参考にしてみて下さい。

▽先読み!この記事で分かること

・受験直前に歯列矯正を始めるのは避けたほうがよい

・受験直前に歯列矯正の開始を避けるべき3つの理由

・受験が終わった春頃のタイミングがベスト

ご質問:中学受験前に歯列矯正を始めるのは避けたほうがよいですか?

小学校6年生の親御様からのご質問です。

来年中学受験を控えている小学校6年生の娘がいます。最近、娘が「歯並びが悪いのが気になる」「歯並びを良くしたい!」と言い出しました。

親としては、娘が気になるのであれば、小児矯正をさせてあげたいと考えておりますが、受験勉強が忙しい中で、マウスピースをちゃんと使えるのかな?と心配になっています。

実際に、受験を間近に控えたタイミングで小児矯正を始める子供はいますか?

受験日が近い場合は、小児矯正を始めるのは待ったほうが良いでしょうか?それとも、小児矯正は早めがいいと聞いたので、今すぐにでも始めたほうが良いでしょうか?

アドバイスをお願いいたします。

回答:大事な受験直前にあえて歯列矯正を始めるべきではない

ご質問ありがとうございます。

冒頭にも述べた通り、来年受験を控えているお子様は志望校に合格することが最優先となりますので、この大事な受験間近に、あえて新しいことを始めるのは避けたほうが無難です。

受験生は勉強の計画や模擬試験など、受験のためにやらなければいけないことがたくさんあります。学校や塾での勉強のほか、自宅でも勉強時間を多く確保する必要があるでしょう。

受験生はやるべきことを一生懸命こなしながら、心の中では『志望校に合格しなければならない』という精神的なプレッシャーも抱えているのです。

このような大変な時期に、わざわざ新しいことを始めるべきではないといえます。そして、受験前の追い込み時期に矯正治療を始めると、余計なストレスを与えることになりかねません。

小児矯正は成長を利用した治療ができるため、確かに早期に始めたほうが良いですが、緊急性が高い治療ではありませんので、大事な受験直前に始めるのは避けたほうが良いです。

そのため、質問に対する回答は「受験直前に歯列矯正治療をわざわざ始める必要はありません」となります。

受験直前に矯正治療の開始は避けるべき3つの理由

ここからは、来年受験を控えているお子様は矯正治療を開始するのを避けたほうがいい3つの理由について詳しく解説していきます。

理由①痛みや違和感が集中力を妨げる可能性

矯正治療を始めたばかりの頃は、個人差がありますが、お口の中にある矯正装置に引っ張られるような痛み、噛み締めた時の痛み、違和感を覚えることが多いです。

これらの症状は一時的なもので、数日程度で慣れていきますが、受験直前に矯正治療を始めた場合は、痛みや違和感が勉強の集中力を妨げたり、余計なストレスを与えることがあります。

理由②定期的に通院するのが大変

矯正治療を開始すると、計画的に治療を進めるため、通常月1回のペースで歯科医院に通院する必要があります。

しかし、受験生は土日も模擬試験や面談、冬期講習などスケジュールがびっしり詰まっていますので、通院時間が確保できない可能性も考えられます。

理由③精神的なストレスを与える

受験生によっては複数校を受験されるケースも多く、すべての受験日が終わるまでに大きなプレッシャーと緊張感、そして大きなストレスを抱えています。

時々家でゆっくり休みたくても「歯医者さんに行かないと…」となれば、心身ともに余計に疲れてしまい、ヘトヘトになってしまうかもしれません。

歯列矯正の開始は受験が終わった春頃のタイミングがベスト

今回の質問者様のように、受験生だけれども歯並びの悪さを気にされているケースも多く、「早く歯並びを良くしたい!」「キレイな歯並びで中学デビューしたい!」と希望されて、当院の歯並び相談に来られるケースもあります。

実際に歯列矯正治療をすることで、見た目が良くなるだけでなく、噛み合わせが改善されて、健康面のメリットも大きいため、そのまま放置するよりも歯列矯正されることを推奨します。

来年受験を控えているお子様の場合のベストタイミングは、受験が終わった春頃に矯正治療を始めることです。受験のストレスもない状態で、落ち着いて始めることができるでしょう。

そして、永久歯が完全に生え揃う時期は、中学生になってから(だいたい14歳頃)になりますので、中学受験が終わった頃に始めても、矯正治療は十分に間に合います。

繰り返しになりますが、受験が間近に迫っている期間はとにかく受験勉強に専念しなければなりません。歯列矯正を始める場合、受験が終わってからのタイミングがベストといえます。

受験前に歯列矯正を始めてもOK

早めに歯列矯正できる場合、受験前の春頃に歯列矯正を始めてもOKです。この場合のメリットをみていきましょう。

キレイな歯並びで中学生デビューできる

受験で忙しくなる前に治しておける

運動と勉強のパフォーマンスをアップさせることができる

顎顔面の成長を良い方向に向かわせる

受験の追い込み期間に入る前に矯正治療を始めることで、矯正装置に慣れるまでの時間的な余裕があり、精神的なストレスを軽減できます

先程も述べたように、矯正装置は約1ヶ月程度で慣れますので、お口に矯正装置を付けたまま勉強しても全く問題なく、歯科矯正が試験の成績に影響を与えることはありません。

歯列矯正と部活動の両立は可能?

中学生になってから歯列矯正を始める場合、部活動との両立が気になる点かもしれません。特に運動部ではお口の中の怪我、吹奏楽部は楽器の演奏に影響が出るかどうか、心配になるでしょう。

透明なマウスピースを装着する『マウスピース型矯正』の場合、滑らかい素材でできているのため、スポーツ中に口の中を傷つけるリスクはほとんどありません。

楽器の演奏に関しては、マウスピースが楽器に当たって演奏しづらい、音を出しにくいといったことありますので、適切な矯正装置を歯科医院と相談する必要があります。

受験を検討中のお子様はお早めの歯並び相談で最適な治療計画を

受験をお考えのお子様が矯正治療を始めるには、治療開始のタイミングが大切なポイント

受験を直前に控えている受験生は勉強に支障をきたさないように、受験が終わってから治療を開始する、もしくは受験の前に矯正治療を終わらせておくことをおすすめします。

お子様の歯並びが気になったら、お早めに歯科医院と相談した上で、受験に影響がないように最適な治療計画立てると良いでしょう。

矯正装置の痛みや違和感、装置に慣れるまでに期間などはお子様によって個人差がありますので、少しでも不安を解消するために、ご本人の意見も含めて検討されてください

受験生の歯列矯正のご相談は田園調布の「ABC Dental」へお気軽にどうぞ

大田区田園調布にある「ABC Dental 子ども専門 小児歯科 矯正歯科」は受験をご検討されているお子様も多く通う小児歯科・矯正歯科専門の歯科医院です。

小学校受験、中学受験、高校受験をご検討の患者様の場合、身体的・精神的な負担を極力減らして、受験生一人ひとりに合わせた適切な治療計画を提案しております。

受験生の歯列矯正は時間に余裕を持って始める必要がありますので、歯並び相談もお早めにご検討くださいませ。ホームページのフォームからお気軽にどうぞ。

まとめ

今回は、受験前に歯列矯正を始めるのは避けるべき理由、おすすめのタイミングのお話を致しました。

歯列矯正に慣れるまでの期間や治療の進み具合は個人差がありますので、歯並びが気になる方は一度、「ABC Dental」にご相談いただければと思います。

東雪谷、南雪谷、雪谷大塚町、上池台、久が原、南馬込、北馬込、西馬込、東馬込、仲池上、北嶺町、東嶺町、西嶺町、池上、下丸子などのエリアからも通いやすい小児歯科医院です。

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