「子どもに小児矯正する意志を持たせる3つの方法について小児矯正歯科医がご紹介!」
みなさん、こんにちは!
東京都大田区田園調布にある小児歯科・矯正歯科専門の歯科医院「ABC Dental」の院長です。
子供の矯正の場合、本人の意思よりも、ご両親の希望で治療を始めるケースが多くあります。
特にお子様が小さい場合は、歯並びにはまだ関心がなく、小児矯正のやる気が起きないことも…。
そこで今回は、子どもに小児矯正する意志を持たせる3つの方法についてご紹介しましょう。
▽先読み!この記事で分かること
・小児矯正の成功は本人の意志が大切
・子供に矯正について興味を持たせる方法
・小児矯正するメリットは多い
Table of Contents
ご質問:子供が小児矯正に興味を示しませんが始めてもOK?
ご質問をいただきました。
ご質問者様:幼児のお母様
5歳と7歳の娘がおります。
親としては、子供のうちに歯並びを治したほうが良いと考えております。
しかし、娘たちは歯並びを良くすることに興味を示さず、矯正にも無関心の様子です。
いくら親が、やらせたいと思っても、本人に興味がなければ小児矯正はうまくいかないのでは?
と思いつつも、「今しかできないことだし…」と悩んでおります。
そこで質問です。
子供が歯並びに興味がなくても、小児矯正をやらせた方が良いでしょうか?
もしくは、子供に興味がないことを興味持たせる何か良い方法はないでしょうか?
何か、アドバイスいただけると助かります。
回答:ご本人の意志は大切です
ご質問ありがとうございます。
結論から申し上げますと、小児矯正を成功させるには『本人の意志』、『やる気』が重要です。
ご本人が矯正に興味がないまま治療を始めても、根気よく続けるのは難しくなるでしょう。
しかし、小さなお子様の場合、歯並びを良くすることにまだ興味を持てないのは自然なことです。
本人に矯正する意思を持たせる3つのアイデアをご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
子どもが歯並びに興味なし…の理由は?
小学校低学年くらいまでのお子様の場合、自分の将来や未来に対する想像力がまだ十分ではありません。
「大きくなったら歯並びがキレイになるよ」「歯の健康のためだよ」とご両親が説明しても、子どもたちがすんなりと理解するのは難しいこと。
ご両親は小児矯正を始めたいと思っているのに、本人は興味なし…というズレが生じてしまう訳です。
しかし、こういった親子のズレは日常でもよく起こります。
例えば、ご両親が「勉強しなさい」「宿題やったの?」と促すと、子供達に「勉強なんて意味あるの?」「やりたくないな…」と言い返されませんか?
大人になれば勉強の大切さが分かりますが、子供達は将来の予測力が十分に発達していないので、理解するのが難しいのです。
勉強にしても、矯正治療にしても、本人の興味がないものを無理にやらせるのは効率が悪く、あまり効果は期待できません。
本人の意志を尊重しましょう
小児矯正にかかる期間は1年から2年半くらいと長期間の治療となります。
マウスピース矯正の場合は、決められた装置時間を守る必要があります。
子供が自分で矯正装置を取り付けたり、取り外しをしなければなりません。
小児矯正を成功させるには、ご両親の協力はもちろん、根気よく続けるために『本人の努力』が必要になるのです。
そのため、当院では、小さいお子さまでも本人の意思を尊重し、「矯正やってみる?」と必ず気持ちを確認してから治療を始めます。
本人が「やってみる!」と言えば、矯正装置を付ける習慣が付きやすく、治療もスムーズに進むでしょう。
しかし、本人が「絶対にやりたくない!」と言っているのであれば、治療を見合わせます。
本人の気持ちを無視して進めるのは、心理的な負担になってしまうからです。
子供に矯正に興味を持たせる3つの方法
矯正にしても勉強にしても、本人にやる気がない場合、「じゃあ、やらなくいいね!」と簡単に済む問題ではないのが難しいところですね。
ここからは、子供に興味を持ってもらう方法、モチベーションをUPさせる3つのアイデアをご紹介しましょう。
①やりたいことリストを作成する
子どもと一緒に「やりたいことリスト」を作成して、やる気を引き出すやり方です。
▽必要なもの
・A3用紙
・ペン
※あれば「ふせん」も用意
▽やり方
1)大きな1枚の紙を用意します
A3がベストですが、A4でもOK。
2)紙に十字に線を引いて4分割します
3)親が見守りながら、子供に以下の4つのことを書いてもらいます
・左上には「やりたいこと」
・左下には「ほしいもの」
・右上には「やらなきゃいけないこと」
・右下には「必要なモノ・コト」
「やりたいこと」と「ほしいもの」はスラスラ出てくるかと思います。
4歳以下だど難しいかもしれませんので、その場合は一緒に考えながら手助けしてあげてOK!
4)左と右を関連させます
「左側に書いてあることは、右側をやると手に入るよ」と説明してあげましょう。
例)
左側「大きくなったらサッカー選手になりたい!」
右側「サッカーボールを蹴る練習をしよう!」
左側「本をたくさん読みたいな」
右側「文字を読めるようになろう!」
左側「ピアノが上手になりたいな」
右側「お家でも練習しようね!」
やりたいことや欲しいものを叶えるには、「自分で頑張る必要があるんだよ」と教えてあげます。
実際に、矯正するとかみ合わせが良くなるので運動能力やパフォーマンスが上がります。
スポーツが好きな子供には、「矯正すると運動能力が向上する」というメリットを伝えると良いでしょう。
②元気でいることの大切さを伝える
未就学の子供は、歯並びを良くする大切さを頭で理解するのがまだ難しく、興味を持てません。
その場合は、「どうして治療する必要があるのか」わかりやすい言葉で説明してあげましょう。
歯並びが悪く、咬み合わせに問題があると食べ物をよく噛めずに消化・吸収に影響を及ぼします。
子どもの時に矯正すると、「美味しい食べ物をたくさん食べることができるよ」「元気いっぱい遊べるよ」と矯正治療の必要性を伝えましょう。
子供は好きなことをするためには、健康でいることが大事なんだな…と分かるようになります。
③歯医者と信頼関係を築く
お子様が歯並びに興味を示さない場合、「歯医者さんに行きたくない」というケースもあります。
子どもの口内環境を清潔に保つためにも、信頼できる歯医者と信頼関係を築くことも大切です。
親御様はお子様のお口の中をチェックして、お口の健康に関心を持つようにしましょう。
すると、お子様も歯の健康について次第に関心を持つようになり、歯並びにも関心を示すようになるかもしれません。
信頼できる歯科医に「初めはちょっと痛いけど、すぐ慣れるからね」と言われれば、子供は安心します。
実際に小児矯正をスタートして、歯が動き始めると、子どものやる気は自然と向上します。
子どものやる気を持続できるように、信頼できる歯医者を見つけることも大事なポイントです。
子供の頃に矯正するメリットはたくさん!
小学生低学年くらいのお子様の場合は、歯並びが悪いデメリットと矯正するメリットを伝えるのも良いでしょう。
▽歯並びが悪いのを放っておくと…
・笑顔に自信が持てない
・見た目のコンプレックスになる
・虫歯や歯周病になりやすい
・食べ物の消化・吸収に悪影響を及ぼす
・正しく発音しにくい
・頭痛や肩こりの原因になる
▽小児矯正をすると…
・笑顔に自信が持てる
・積極的で明るい性格になりやすい
・虫歯、歯周病リスク予防になる
・全身の健康につながる
・発音しやすい
・集中力がアップする
・スポーツのパフォーマンスが上がる
小児矯正では、子供の顎の成長に合わせて、上下の顎のバランスや大きさを整えることができます。
永久歯が生えるスペースを確保できるので、将来的に抜歯するリスクを減らすことが可能です。
特に反対咬合の症状が見られる場合は、早期の治療が推奨されます。
また、年齢が上がるほど、受験や部活動などで時間が少なくなるので、小さいうちの方がやりやすいといえるでしょう。
小児矯正治療はどこで受けたらいい?
小児矯正は小児専門の矯正歯科医院「小児矯正歯科」で受けることをおすすめします。
矯正歯科専門の歯科医院は、矯正歯科治療の専門的知識があり、臨床経験が豊富なので安心です。
小児矯正専門歯科医院「ABC Dental」では、丁寧なカウンセリングと診断の上、適正な治療計画を立て、正確性の高い治療を行っております。
お子様の歯並び相談、初診は無料で承っておりますので、ご興味のある方は当HPのフォームからご予約くださいませ。
まとめ
小児矯正を成功させるにはお子様本人のやる気とご家族のサポートが欠かせません。
当院のスタッフも「よく頑張っているね!」「キレイになってきたね!」とやる気を持続するサポートをさせて頂きます。
小児矯正のご相談は、大田区田園調布にある小児歯科・矯正歯科専門「ABC Dental」まで、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
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