子どもの鼻腔拡張テープは効果ある? |マウスピース矯正との併用メリット
子どもの歯並びは3歳〜4歳頃から6〜7歳頃にかけて決まり、一度永久歯の歯列が乱れてしまうと自然に正しい位置に治ることはほとんどありません。歯並びが乱れる原因は遺伝だけでなく、舌の使い方や舌の位置、呼吸法にも大きく関わっています。
子どもが寝ている時に「鼻腔拡張テープ」を装着し、日中はマウスピース(MFT用トレーナー)によるトレーニングを併用することで、鼻呼吸への改善と歯並びの改善が期待できます。
このページでは、鼻腔拡張テープの仕組みと効果、子どもにとっての鼻呼吸の重要性、マウスピース(MFT用トレーナー)との併用メリットについて解説します。
鼻腔拡張テープとは |仕組みと期待できる効果
「鼻腔拡張テープ」とは、寝ている時に鼻の通りを良くし、鼻呼吸をスムーズにするために鼻の表面に付けるテープです。近年は子供用の鼻腔拡張テープも市販されています。就寝時に鼻にテープを横向きに貼ると、プラスチックバーの反発力によって鼻腔を拡げて通気性を高め、鼻呼吸がしやすくなります。
ただし、鼻腔拡張テープだけでは根本解決にはなりません。子どものいびきには「鼻いびき」のほかにも、喉からくるいびき、扁桃肥大、睡眠時無呼吸症候群など様々な原因がありますので、まずは耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめします。
- 寝ている時に呼吸がラクになる
- 鼻呼吸への移行を促す
- 鼻の通りを良くし、いびきを軽減する
子どもにとっての 鼻呼吸の重要性
人間は通常鼻で呼吸をしますが、アレルギー性鼻炎の症状がある場合やお口がポカンと開いていると、知らない間に口呼吸が癖になってしまうことがあります。
子供が日常的に口呼吸をしていると、鼻の粘膜や鼻毛というフィルターを通すことができず、空気中の細菌やウイルスが直接体内に取り込まれてしまい、風邪や感染リスクが高まります。また、子供のいびきは成長ホルモンの分泌に影響を与え、心身の発達に必要な睡眠が妨げられることがあります。
口呼吸によってお口がポカンと開いていると、舌の位置がだらんと下がってしまい、口の周りの筋肉が十分に発達せず、歯並びにも悪影響を及ぼします。「出っ歯(上顎前突)」や「叢生」、「開咬」などの不正咬合を引き起こすことがあります。
口呼吸になっている場合は子供のうちに鼻呼吸へ改善することが大切です。口呼吸の詳しい原因と対策はお口ポカンの原因と対策をご覧ください。舌の位置については舌の位置が低い場合の影響で解説しています。
マウスピース(MFT用トレーナー) との併用効果
歯並びやお口周りの筋肉・習慣に問題がある場合は、小児矯正歯科の指導のもと、マウスピース(MFT用トレーナー)を使った口腔筋機能療法(MFT)を行うと改善が期待できます。口周りの筋肉や舌の使い方、咀嚼や嚥下、鼻呼吸などを正しく行えるように、歯並びに影響を与える癖や習慣を改善するトレーニングです。
夜間に鼻腔拡張テープを使用して鼻呼吸を助け、日中はマウスピース(MFT用トレーナー)でお口のトレーニングを行うことで、鼻呼吸の習慣化と歯並び改善の相乗効果が期待できます。睡眠時に鼻腔拡張テープを貼るだけで鼻の通りが良くなり、深い睡眠を促進する効果もあります。
この併用により、深い睡眠の質の向上、永久歯の歯並びを整える土台づくり、日中の集中力の向上や学習効率アップも期待できます。
口腔筋機能療法(MFT)の詳細はこちらのページで解説しています。口腔筋肉のトレーニングについては口腔筋肉を鍛えるトレーニングもご参照ください。
まず耳鼻科への 受診が大切
慢性的な鼻炎(アレルギー性鼻炎)の症状があり、日常的にいびきをかいている場合は、眠りが浅くなり日中の行動に支障をきたすことがあります。なるべく早めに耳鼻科を受診し、適切な治療を受けましょう。
鼻の通りが改善されてから、歯科でのマウスピース(MFT用トレーナー)によるトレーニングを開始すると、より効果的に鼻呼吸を習慣化できます。出っ歯の症状については出っ歯(上顎前突)の原因と治療、拡大床による顎の拡張については拡大床(床矯正)をご覧ください。正しい飲み込み方については正しい飲み込み方も参考にしてください。
よくある質問
鼻腔拡張テープは何歳から使える?
子供用の鼻腔拡張テープは市販されており、鼻の大きさに合ったサイズを選べば幼児期から使用できます。ただし、まず耳鼻科で鼻詰まりの原因を確認してから使い始めるのが安心です。
テープだけで口呼吸は治る?
鼻腔拡張テープは鼻の通りを物理的に広げるものなので、テープだけで口呼吸の癖を根本から治すことは難しいです。口周りの筋肉を鍛える口腔筋機能療法(MFT)との併用が効果的です。
マウスピース(MFT用トレーナー)と一緒に使うメリットは?
夜間にテープで鼻呼吸をサポートし、日中にマウスピース(MFT用トレーナー)で口腔筋肉を鍛えることで、鼻呼吸の習慣化と歯並び改善の両方にアプローチできます。
子どもがテープを嫌がるときの対処法は?
最初は短時間の装着から始めて慣れさせましょう。お気に入りのキャラクターの絆創膏に例えるなど、遊び感覚で取り入れるのがコツです。どうしても嫌がる場合は無理をせず、耳鼻科や歯科に相談してください。
いびきが続く場合、まず何科を受診すべき?
まずは耳鼻咽喉科を受診してください。慢性鼻炎・アデノイド・扁桃肥大など、いびきの原因を特定することが大切です。鼻の治療を進めながら、歯科での口腔機能改善を並行するのが理想的です。
鼻呼吸ができるようになると歯並びも改善する?
鼻呼吸が定着すると、舌が正しい位置(上あご)に収まりやすくなり、口周りの筋肉バランスが整うため、歯並びの改善につながる可能性があります。初診の流れからお気軽にご相談ください。
お子さまの鼻呼吸・歯並びの ご相談はお気軽に
子供の歯並びは6歳〜7歳までには決まってしまうため、お子さまの歯並びが気になる方はなるべく早い年齢での相談をおすすめします。歯並びと咬み合わせに問題がある場合、口腔内機能の低下、食事や発音への支障、虫歯や歯周病リスクにもつながります。お子さまの鼻呼吸や歯並びが気になる方は、ぜひ田園調布の小児矯正専門 ABC Dentalのカウンセリングをご利用ください。
初診の流れはこちらのページでご案内しています。
